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神の口からは未だにブツブツとお経のような声が聞こえる。
女は唖然としていた。
………ちょっと待て。
さっきまでにこやかに会話していた神様はどこ行った?
てか、あれ
なんて親バカ?←
「えー……と。………神様?」
女は若干、いや、大分引きながら神へと話かけた。
「ブツブツ………うん?なんだい?」
どうやら神の暴走は一時治まったようだ。
よかった……戻った。
女は密かに安堵していた。
「説明がまだ途中なんですが……」
「あぁ!!そう言えば。えー……っとどこまで言ったっけ?あぁ、そうだった。で、息子と旅に出てほしい……って言うか出て貰うから。」
神は女に向かってむかつくほどに綺麗に笑ってそう言った。
強制ですか、そうですか。
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