第1章『間違えた』

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ドッゴオオォォォン!!! タビト「………え?」  突然の爆音と共に目の前の景色が弾けとんだ。  凄まじい風で吹き飛びそうになる体に力を入れ、砂埃でつぶりそうになる目蓋を少し下げ、目の前にある物体を見つめてみる。 ???「…この世界観確か…これは…間違えた。」 タビト「…はい?」 ???「目的地を誤ったと言う事です。…やや、人がいましたか。こんにちわ。宇宙特別警備保障地球担当の機械生命体でございます。以後お見知りおきを。」 タビト「…なんて?」 砂埃で見えにくかった視界がハッキリしてきた。 目の前にどのくらいの大きさだろうと思う『真っ白い山羊のようなロボット』が足から斜めに地面に刺さっていた。 ???「平たく言えば『宇宙人』です。」 タビト「いや、自分で言うかな…普通。」 冷めた反応で目の前の生物に切り替えす。 ???「隠す事でもないですし…最近のお子さんはこういう出来事に興味ないんですか。」 渇いた笑いとともに言葉を返してきた。
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