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ボロボロのアパートからまた引っ越した。
今度は転校だ。
とは云うものの隣の校区。
そこまでは違和感なかった。
転校してからはまあそれなりの毎日。
ただ毎日晩ご飯はくそまずい給食弁当。
それを弟と二人で食べた。母親の作る手料理に凄く憧れた。
寂しい気持ちで弁当を毎日食べるの程まずいものはない。
祖母がそれに心を痛め毎日ご飯を作りに来てくれた。
こんなありがたい事は無かった。これが無ければ俺はもっとひねくれてたと思う
しばらくして夜中に誰かが来ることがあった。
母親は彼氏が出来た様子。
俺はさらに大人に牙を向け始める事になるきっかけだった。
そんな頃TVCMで布袋寅泰のサレンダーが流れた。
普段音楽なんて無頓着な俺はサレンダーが凄く気に入った。
ロックとの出会いだった。
それからは知り合いの店で内緒でアルバイトし小遣いを稼ぎCDを買った。布袋、Boowyを集めだし毎日毎日聴きまくった。
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