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青い空
風が光る。
庭の花々も小鳥もその花の香りに誘われて…。
ボクはリリィをあやしながら庭を散歩する。
つる薔薇のアーチを越えてベンチへ座る。
外はいい天気。
頭上を見上げれば、薔薇の花房がたわわに咲き乱れる。
強い芳香に誘われて蝶が舞い、
ミツバチが蜜をとりにやってくる。
リリィが泣くので、ボクはおむつをかえる。
だけどリリィは泣きやまない。
だっこしても身体を撫でてやっても一時的に泣きやむだけ。
ちょうどリーザが仕事から帰ってきてリリィをだっこした。
「おなかがすいているのかしらね？」
くすりと笑う。
ママにはかなわないや。
あとがき
EIN GLANZのパラレルでWIZの分岐で現れるシナリオからポエムを書いてみました。
宮廷音楽家のアルベルが将校のセドリクの子供を育てているのですが、まあなんというか２人は結婚していません。
何でって…セドリクに全くその気がないからです。
アルベルはママにはかなわないやとか言ってますが、
セドリクは母親失格です。
このころのセドリクは軍の仕事が忙しくて育児する時間も無いのですが、
代わりに人の良いアルベルが赤ちゃんの面倒を見てあげています。
これで短編漫画でも描いてみようかな？
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