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悠希の意見を麻奈は、否定する。
そこへ噂をすれば…話の中心の人が教室に入ってきた。
実は、今いるのは教室だったのでした!
『あ…』
悠希と蘭がハモリながら言った。
「ん?」
2人の視線が気になった麻奈が後ろを向く。
「あ…中谷…君?」
そう…麻奈の執事兼護衛の中谷 裕が麻奈の後ろにいたのだ。
「何の話をしてたんですか?」
裕が首を傾げながら三人に聞く。
「別になんでもないのよ!」
「そうですわ!お気になさらず!」
麻奈と蘭は、必死で誤魔化そうとしている。
そんな2人を横目で見る悠希。
「そうですか?ならいいですけど…」
裕は、まだハテナマークを浮かべたまま麻奈の隣の席に座る。
執事兼護衛は、護衛対象のお嬢様の隣に座る決まりになっている。
「さっきどこ行ってたの?」
「高松様の執事兼護衛の柳田と少し話をしていたんですよ」
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