旅立ちの時

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「こう、割りばしだってきれいに割れるんだぞ。」 「そんな能力いらないし…技術面の問題だし…」 「力がなきゃ守りたいもん守れないんだよ!」 「いや、いないし…」 「お前が死んだら悲しむ奴がいっぱいいるんだよ!」 「この世界に来たの今だし…知ってる奴お前しかいないし…」 「そう、俺が悲しむんだよ。」 「キモい…」 「あーもう妥協して。こんなのになんページ使うつもり?もう読者飽き飽きだよ。第一この小説風景描写がないんだよ。どんな世界か分かんないんだよ。」 「それはレビューにてお願いします。」 「あぁすいません。アンド妥協しろ。」 「いや、お前が諦めればいいじゃん。そうすれば万事解決。」 「俺が諦めるのを諦めろ。」 「嫌だ。」 「もう分かった。そんなこというならもういいよ。ゲームの難易度半端なくなるから。一般人と同じ強さだから。雑魚のモンスターにも勝てないから。」 「戦うつもりなんてないから…」 「じゃあいい。後から言っても許さないんだからねっ!」 「どーも親切に……」 俺はあの時素直に従っていればよかったんだ。だけどやっぱり決められた運命なんて従いたくなかったんだ……
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