出逢い

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温かい。またあの手だ。 大きくて私の頭を包み込んでくれる。 あの優しい手。 気持ちよくて、 思わず口角が緩む。 あぁ、また夢の中なのか。 相手はきっと男の人だと確信した。 夢の中だったらいいよね。 私は、夢だから。と、 相手をギュッと抱き寄せた。 「うわっ」 夢の中なのに、やけにリアルに声が聞こえた気がした。 .
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