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「いや、家も分かんないし、酔いがさめるまでと思って。」
「そ…そうでしたか////」
「タクシー会社に電話してたら、コールが鳴ってる途中で、ゴンって大きい音がして……」
「で、こんな状態になったんですね。」
と私は頭に指をさす。
「そう。どうやら、コンクリートで頭をぶつけたみたい。
そのまま倒れるわ、血が出てるわで、やむを得ずうちへ…」
私は話を聞き終わる前から、かなり顔が真っ赤になり、
恥ずかしさあまり、すごく大きな声で
「すみませんでした。ご迷惑をお掛けしました。」
と言って、走って部屋を出ようとした。
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