第1章

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「歴史を変えようとすれば歪が生まれ、世界はその歪みを修復しょうとする。それが過去にどれほど影響を及ぼすかによって歪みの大きさが変り、世界が修復できなくなった時、その反動が起こるだろう」   「……」   「歴史を変えた影響の大きさによって、あの世界は君を排除するはずだ。その排除がどういったものなのかは僕にもわからない」   「つまり……、存在を消されることもあるって言いたいんでしょ?」   「ああ」      確かに歴史を変えたい。    あの世界にいた時も、何度か歴史を変えてきた。      それで何も起きなかったのは、影響が大きくなかったからなのだろう。    もし、偉人と呼ばれ、歴史に名を残した人を殺したりすれば、その影響は計り知れない。      新選組を助けたい。    でもその為には……。  
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