第1章
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「それでもいいなら力を貸そう」 私は自分の両手を見る。 手には真っ赤な血がべったりと張り付いている。 「……」 両親の顔。 親友達の顔。 色々な人の顔が脳裏に浮かんだ。 私は手を握り締めて目を閉じる。 「力を……貸してください」 後悔するかもしれない。 それでも、私の決意は変わらなかった……。
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