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目が覚めて、いつものように稽古してから学校に行った。
帰りに銀行に寄って、今まで溜めていた貯金をすべて下ろした。
「22万か……。足りるかな?」
あの世界に持って行く物はどうするか、色々考えたが、まず防災グッズからいくつか持って行くことにした。
川に飛び込むのなら荷物は水に濡れてしまうだろう。
荷物1つ1つをビニールに入れなければ。
家に帰ると、早速インターネットを繋いで「月齢カレンダー」で満月がいつか調べた。
満月は11日後。
そして、そのまま結核について調べてみた。
楠さんに命を救うのは1人だけにしておけと言われて、まず脳裏に沖田さんが浮かんだ。
結核のことを調べてわかったのだが、結核の薬はかなり長いこと飲み続けなければならないらしい。
つまり、結核の薬をたくさん手にいれなければならないということだ。
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