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中学生の頃仲がよかったBが、久々に俺の家に来た。
B「A、久しぶり!」
俺「おおBじゃん!懐かしいな!」
俺とBは、高校を卒業してから、お互いに忙しくなり、絡む機会が無くなっていた。
俺「ところでB、今日はどうしたんだ?急に。」
B「ああ、お前、幽霊アパートって知ってるか?」
幽霊アパートとは、いろんな幽霊が住み着いていると噂の、地元で有名な心霊ポットだ。
知らない分けがない。
俺「そりゃ知ってるけど、まさかそこへ・・・?」
B「お、分かってるな。
いやね、会社の同期に、オカルトが好きな奴がいるんだよ。
そいつらと、肝試し行くって話になってな。
どうせ行くなら、大勢の方がいいかなと思ってさ。」
勘弁して欲しい。
あそこでは行方不明者が何人か出ている。
そんな場所に行くなど自殺行為だ。
俺「俺パス!まだ死にたくないわw」
B「おいおい、冷たい事言うなよー。
大丈夫だって、な?
一緒に行こうぜ!」
あまりにBがしつこいので、俺は参加することにした。
夜深0時、俺達は幽霊アパートへ向かった。
Bが連れてきた同僚は、明るくてかわいい女の子のCと、金髪でちょっとやーさんみたいな男のDの二人だ。
正直Dは怖かったが、話してみると以外と気が合った。
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