友人に誘われて

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・・・俺?なんで? B「分かりました。 コイツは帰らしますよ。」 もちろん嘘だ。 Bは俺に帰るふりをして、廊下の角で隠れるようにと、小声て言った。 まあ、C姫を守るのが俺の使命だから帰らないがね。 しばらくしてB達が、戻って来た。 女性が言うには、幽霊が出る部屋は、女性が住んでいる部屋の隣の隣の部屋らしい。近っ!! とりあえず俺達は、その部屋に行く事にした。 D「おい、誰から入るか?w」 B「じゃあCからにするかw」 C「えー、絶対イヤ! あ、でもでも、A君が一緒ならいいよぉ!」 姫を守る為なら恐い物なんてない! 俺「もちろんオッケー!」 C「うれしい! ねぇ、腕組んでよー。」 D「熱いねぇ、お二人さん!」 ・・・俺は今最高だ。 本当に来てよかったぜ。 俺は、C姫と腕を組みながら部屋のドアを開ける。 中は真っ暗だ。 C姫の体がピッタリくっつく。うへへ。 後からBとDが部屋に入ってきた。 B「暗いなぁ、何か明かりになるものないか?」 俺「明かりになるものか。 ケータイくらいしかないな。」 まあ、無いよりはマシか。 ん、メールが三件来てる。電源切ってたから気付かなかったな。 すべてBからのメールだ。 (A!おひさ! 急に何だけど、今日飲みに行かないか? 久しぶりに語り会おうぜw) (返事無いけど仕事中か? 終わったら連絡くれよー) (さっきお前の家寄ったけど、どこか出かけてんの? とにかく連絡くれよー) 俺は何故さっきの女性が、俺だけに帰れと言った理由が分かった。 女性は、コイツらがなんなのか知っていたのだ。 俺はBのメールに返信をした。 (ごめんな、多分もう会えない) C姫の腕の締め付けが、急に強くなった。
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