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私『明日が何の日かわかる?』
か『わかるよ。お前と初めてメールをした日だろう?』
(そう…。私とかずさんが初めてメールをして初めて出会った日だ。)
7年前の自分の誕生日の時に、私はかなり発狂をしていた。
理由は…
ちょうど、7年前と3ヶ月前に遡る。
私は、ある出会い系に登録をした。
その時は、傷付いて一人では、立っていられない状況で、誰かに甘えたかった。
その、出会い系の名前すら忘れたけど、一回、投稿すれば百通くらいメールがくるというモノだった。
その日も、メールは携帯電話が何時間も鳴りやまないくらい届いた。
みんな、似た様な内容だった。
縁希望やセフレ募集等の軽い感じのモノばかり。
(誰かが、側にいてくれれば良いから、それでも、良いかな。)
誰にも、メールを返信せずにボッーと眺めていた。
一通、一通、メールが開くのが面倒で、メールをサッと見るくらいだった。
あまりのメールの多さに、途中から、かなり面倒臭くなって、全て削除しようとした時に、また、一件、メールを受信した。
(どうせ、また、くだらないメールでしよう。)
そう、思いながら、何気なくメールを開いた。
男【住みは東京だけど、人寂しいから、少しだけメールをしない?】
っという、メールを見て、思わず返信をした。
私【メールをありがとうございます😃私もかなり寂しいです😢良かったら少し、メールでお話しませんか?】
すぐに、返信がきて、
男【この時期は、出会いと別れが多すぎて、かなり嫌になるよね😖】
私【はい😢そうですね😭私も、この時期は嫌になります😢】
事実そうだった。
私は、ある事情があり、逃げる様にある男に別れを告げたのだった。
と、いうよりも、その男の為に地元から逃げて、知人の家に匿って貰って、実家とも縁を切ったばかりだったのだ。
(人間って、かなり怖い思いや命が危ないと思えば、どんな事でも出来るんだな。)
身体中に傷を作り、命からがら逃げ延びたばかりだった。
(そんな思いをしたのに、すぐに誰かに支えて貰おう何て都合が良すぎるよね。)
知人がいるとはいえ、地元から遠く離れた所にいるのは、やっぱり、心寂しかった。
男【何で、出会い系なんてしたの?ロクな奴なんていないよ😓】
(自分も出会い系をしてるのに…。)
その時、少し笑った。
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