終わる世界に始まりを

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少女は、笑った。 「苦しいよ…。」 その笑顔を 受けとめるには、 俺の器はそれほどまでに 大きくはなくて、 器に 注がれている水が、 溢れるように、 俺の眼からも、 涙が零れた。
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