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「なあー、零也っ!零也ってば!!」
と言って俺の肩を揺すっているのは俺の同室者であり一応親友の立宮昴(タテミヤ スバル)。
「ちょっ零也!一応ってひどい…」
俺は今、自室のソファーで本を読んでいる。
そんな俺の名前は皆川零也(ミナガワ レイヤ)。
ごく普通の高校生だ。詳しくは後で…な?
いつもは俺が本を読んでたりすると静かなのだが今日は昴がうるさい。
まあ、何故かは大体予想できている。
「昴?何か話があったのでは?」
先程から部屋の隅でいじけていた昴に問いかける。
え?喋り方?…あぁ、気にするな。
俺の口調はこっちが素なんだ。
心の声まで偽るのはおかしいだろう。
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