第二章

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凛は席を立ち、少し小さい声で 「名前は菊池凛です。趣味は読書、三年間よろしく。」 そう言って、席に座った。 まばらな拍手がおこり次の人が自己紹介をする。 そうこうしている内に俺の番になった。 席を立ち 「俺の名前は近藤誠、趣味は読書で小さい頃から記憶喪失です。三年間どうぞよろしく。」 と思いついたまま言葉を発した。 その後、席に座り凛の方をチラリと見たら、何故か分からないが口を少し開けてこちらを見ていた。 記憶喪失がそんなに驚くものなのか? まあ、記憶喪失と言った時、生徒達が少し騒ついたから驚いたんだろう。 その後、全員の自己紹介が終わると担任が自己紹介してチャイムがなり、明日の予定を連絡して、挨拶をして学校は終わった。
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