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眩しい太陽がカーテンの隙間から俺の顔に当たる。
その眩しさで俺は、布団から、起きる。
「……朝か。」
独り言を言ってカーテンを開けて、窓を開ける。
俺の名前は近藤誠(こんどうまこと)後、数日経てば、高校生活の始まりだ。
俺は、幼い頃から記憶を無くしている。
原因は交通事故での頭部強打。
また、両親も…いない。
祖母の話によると、幼い頃、まだ記憶喪失じゃないときに、事故で亡くなったらしい。
そういえば、俺には妹がいると言っていたな。
記憶喪失になってから、一度も会ったことは無いが…
こうして俺は、両親が使っていた家に住んでいる。
家賃などは、祖母から送られてくるから心配はない。
暮らしの方も、料理は出来るし、最低限の物はある。最初は寂しかったがもう慣れた。
俺の行く高校には、中学のやつが一人もいない。それ以前に影の薄い俺が何処にいこうが問題はないがな。
今日は、まだ春休みなので、軽く飯を食べて、図書館に行くことにした。
昔から、本は好きだ。
誰もがヒーローになれる世界だから。
俺は、朝食をとり着替えて戸締まりをして図書館に向かった。
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