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ピピピ ピピピ ピピピ
うるさい目覚まし時計の音で俺は目を覚ます。
今日は入学式の日。
眠い目を擦り、朝食をつくる。
そして朝食を食べて、新しい制服に、袖を通して戸締まりを確認して、家を出た。
家を出たのは、七時三十分。
いくらなんでも、早すぎる。
通学路を歩いているが、同じ学校の生徒がいないのは、ともかく学生一人すらいない。
そして、通学路を歩き学校に着いたのは三十分後のことである。
学校 正門
入学式の看板の前に立っている先生は
「君、早いね。君はこの学校に着いたのは二番目だよ。」
と言った。
ん?二番目?
ということは…
「あの…既に俺よりも早く新入生が学校に来ているんですか?」
俺が聞くと先生は
「ん?ああ、背が小さい女子一人が…」
信じられない。
一体その女子は、何時に家を出て、何時に着いたのだろうか?
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