第二章

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……………集中出来ない。 あれから俺は、読書をするため本を読んだが、チラチラと凛の視線を感じて文章の内容が入ってこないんだ。 ちなみに、生徒はまだ来ない。 ったく、入学初日から気楽な奴らだな。 俺は、凛の視線を無視して読書を再開した。 もちろん、内容は理解できなかったけど… その後、生徒もチラホラ集まって来たが誰も俺と話さないのは、ともかく凛さえも挨拶せず、話し掛けなかった。 うーん、ただ単に読書の邪魔をしたら悪いと思っているのか? それとも、知らないから話し掛けなかったのだろうか? 凛は最初さえ、入ってきた生徒には目を配っていたが、また読書……いや読書しながらチラチラ俺に視線を送ってきた。 何なんだ、こいつ?
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