おしおき

2/8

2999人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
次の日になり僕は一つの決断をした。 友ちゃんにおしおきをしよう。 僕を裏切って他の男と寝るなんてどこまで腐ってるんだ。 堕落女め! そして僕は日曜日の今日友ちゃんが夜塾に行く事は知っていた。 それまでに一つ用事を済ませて友ちゃんの帰りを待った。 友ちゃんの帰り道で待ち伏せしていきなり叱ってやろう。 決めた。 そして友ちゃんの塾が終わる夜21時になった。 友ちゃんはこの道をもうすぐ歩いて帰ってくる。 そう思うと色んな感情が湧いてくる。 憎悪。 嫉妬。 愛情。 胸に色んな気持ちを詰めて友ちゃんを待った。 向こうから夜道を歩いてくる高校生が来た。 僕はじっと電柱の陰に身を潜ませ確かめた。 来た。 友ちゃんだ。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2999人が本棚に入れています
本棚に追加