手紙 Aちゃんへ

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中学生になって、3人はあまり遊ばなくなった。 だけどあたしの傷は変わらなかった。 ただ時だけが過ぎて3人は何もなかったようにたまにあたしに話かけてきていた。 AちゃんとMちゃんは普通に笑って話に乗れた。 ただTちゃんだけは、一番あたしを嫌って仲間はずれにしていて、どれだけあたしを苦しませたかわからないぐらい色々言われたからどうしても好きになれなかった。 話かけられても なんでこんな奴と話さなきゃいけないんだろう そう思っていた。 だけどTちゃんは人気者だったから、Tちゃんを避けるとクラスみんなの輪に入ることもできなかった。 だから中学に入ってもほとんど1人だった… 色々トラウマで中1の時は友達と楽しく会話することもあんまりなくて… 特別仲がよくて周りの子のように"いつも常に一緒"の子なんていなかった あたしはそんなストレスや孤独感から非行に走った。 こんなあたしをAちゃんはどう思ってたのかな…?
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