返事
11/11
読書設定
目次
前へ
/
107ページ
次へ
神谷は右手をポケットから出し、僕にゆっくり近づけてきた。 その手には返事をしたはずの手紙が握られていた。 僕が動揺していると―― 「文通してほしいの……。友達になって」 か細い声でそう言って僕に手紙を握らせる。彼女の手は温かく、すこしだけ汗ばんでいた。 僕と同じように緊張していたのだ。 「じゃあ、また明日ね」 神谷は、背中を向けて教室へ戻っていった。
/
107ページ
最初のコメントを投稿しよう!
12人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
131(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!