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食堂に入ると、すでに悠を除いた全メンバーは揃っていた。
竜
「おはようございます、麒之。」
滝
「麒之の飯も~らい!」
晃
「……ダメ。」
滝
「 アムッ、うん、うまい。」
麒之
「おはようって滝、僕のご飯食べないでよ!」
麒之は竜に挨拶を返したあと、自分の食事を食べようと席につこうとしたが、どうやらもう滝の胃袋に納められてしまったようだ。
滝
「そんなことより学校に遅れるぞ。ア~、旨い。」
麒之
「まだ時間あるよ。ちょっと郵便物、見に行ってくる。」
もちろん麒之は滝に文句を言うが、滝は流すので麒之は諦めることにし、郵便物を取るため玄関へと向かった。
麒之
「あれおかしいな?僕の家、朝○新聞のはずなのに、てか文文。新聞?なんて聞いたことないよ。まぁいいや牛乳取らなきゃ。」
麒之は新聞に首を傾げながらも、家の玄関を開けた。外はもう、自分の知らない光景が広がってるとも思わずに
ガチャ………………
麒之「ここどこ?何で僕の家が、森の中にあるの?」
もう昨日までの退屈だけど安全な日々は、無くなっていた。
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