気がついたら森の中これなんて神隠し?

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麒之 「ひとまず家に戻ろう。」 滝 「待て、無視すんな!俺の存在を空気化させんな!」 麒之と滝は家の玄関に向かった。 さらに一般人の常識から、かけはなれているものがあるとは、知らずに ガチャ……… 麒之 「なに、この黒いの?」 滝 「所々に目?があるぞ。なんか気色悪いな。」 玄関の床には、真っ黒で所々に目の様な物がある奇妙な空間が広がっていた。 晃 「……どうか……した……なに?……これ?」 竜 「(この空間、文献にあったものに似てますね。まさかとは思いますが。)」 騒ぎを聞き付けてやってきた晃も、麒之と滝と同じ反応をしているなか、竜はこの空間のことに心当たりがあるらしく考えていたが、竜に考える暇も与えずその奇妙なモノは階段付近でのびている悠まで、いや家全体に広がり、全員を落としていった。 麒之たちは、なぜか遠くなりつつある意識の片隅で、女性の声を聞いた。
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