プロローグ

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晃 「……大丈夫。」 晃は全く慌てず、自分の腰につけている緑のウエストポーチから、リモコンを取りだしスイッチを押す。 ガコン するとそんな音が鳴った後に、校舎の床に穴が現れた。 鉄田 「なっなぜこんなとこに、穴が開いてるんだ!」 急な出来事に対処できず、晃が作った落とし穴に落ちていく鉄田に 晃 「……天才は……常に……一手先を……読んでる。」 晃はそんなことを、かっこよく言ったが 鉄田 「お前も国語以外、オール1だろうが!」 鉄田に突っ込まれては、台無しである。 晃 「……オマケ」 鉄田 「金だらいだと!?」 鉄田に突っ込まれて、気分を害した晃は、さらに落とし穴に落ちていく鉄田に向かって、どっからか取り出した金だらいを投げつけた。 滝 「よし、完全勝利!」 滝は金だらいが、鉄田に直撃したのを見て、満足そうに言い穴に背を向けたが 鉄田 「私を甘く見るな!」 鉄田は甘くなかった。金だらいに、直撃したように見え、実は金だらいの端を掴み、体を反転さして金だらいの上に上がると同時に、金だらいの上でジャンプし穴から出てきたのだ。 滝 「なに~!?」 麒之 「逃げろ!」 麒之たちは鉄田に背を向け走りだそうとする
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