プロローグ

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夕方、誰も歩いていない道を 麒之 「フゥ~、ひどい目にあったよ。」 滝 「ほんと、鉄田の奴は。」 晃 「……帰って……寝る。」 麒之 「そこ僕の家だよ。」 晃 「……泊まる。」 麒之 「そう。」 鉄田にみっちりとしごかれ、疲れはてた顔の三人がそんなことを喋りながら、帰路についていた。 麒之 「ただいま~、あれ誰かいる?」 麒之は玄関にはいると首をかしげた。 何故なら玄関には、麒之のものじゃない靴が二足、置いてあったからだ 滝 「どうせ悠と竜だろ。」 そんな会話をしながら、麒之たちがリビングに入ると ? 「やれ霊夢、夢想封印だ!」 パソコンに向かい、白い髪で狼ヘアーの少年“夜咲 悠”(ヤザキ・ユウ)が、叫んでいた。 麒之 「ア~、また僕のパソコンにコンピューターウイルスを、インストールしたな!」 麒之が、悠のやっていたゲームを見て、いきなり言い始める。 悠 「東方をコンピューターウイルス呼ばわりするな、殴るぞ。」 悠は麒之の発言に、苛立ちながら言う。 麒之 「悠がこの前買ってきた中古をインストールしたとたんに、僕のパソコン一発KOしたじゃないか!しかも通算十回目!!」
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