プロローグ

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滝 「あれ、そういえば竜は?」 悠 「飯作ってるぞ。」 少したってから、一人足りないことに気づいた滝が悠に聞き、それに悠が答えると ? 「ご飯できましたよ、皆さん。」 悠 「おっ、噂をすれば何とやら。」 麒之 「竜、今日のご飯はなに?」 知的な顔つきで、腰まで伸ばした長い青髪を後ろで細くひとまとめにした少年、“四羽 竜”(シバ・リョウ)が鍋を持って、リビングに入ってきた。 竜 「鍋です。さぁ晃、起きてください。」 晃 「ご飯?」 竜 「ハイ、そうですよ。」 竜が麒之の質問に答え、晃を起こしていると 悠 「頂きま~す!」 麒之 「悠、早いよ!」 悠 「いいんだよ。早い者勝ちだ!」 悠が誰も揃ってない食卓で、箸をのばしていた。 「式召喚」 そんな悠を見た竜が太股に着けてあるケースから薄く、ピンと張った白い紙を出しながらそう言うと バキッ 式 「ウー、グルグル!」 悠 「えっ!?」 悠の手元から何かがへし折れる音がし、悠が顔をあげると、 竜 「ダメですよ。勝手に、先に食べては。(黒笑)」
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