*゚゚*タイムリミット*゚゚*

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  呆れながら話しかけてきたのは、先に走って行っていた原田さんと新八だった 「大丈夫か。弥斗」 原田さんはあたしの目の前にしゃがみこんで、あたしの顔を覗き込む 反射的に目を見開き、あたしは慌てて体制を元に戻した 「だっ…大丈夫…です」 グイッと顔にかいた汗を拭い、あたしは原田さんに視線を送る 「本当に大丈夫か?…汗ハンパないぜ?」 「平気です。…ほら、早くしないと…土方さんが睨んでますよ?」 あはははっと笑いながら、あたしは原田さんに言った 原田さんの肩越しに見えたのは、目を釣り上げて怒っている土方さんの顔 原田さんはあたしの言葉を聞くと、「そうだな」と言って微笑んだ 「行くか、弥斗」 「…はい」  
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