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「あ、おはよ。どうしたの?そんな顔して…」
「お前は、もう少し…その……アレだ。女らしく振る舞え」
「へ……?」
斎藤さんの唐突な言葉に、あたしは目を見開く
「急にどうしたのさ。」
「……はぁ」
斎藤さんの溜め息にあたしは微かに首を傾げる
すると斎藤さんが、再び口を開いた
「まぁ。いい……気にするな」
「……?わっけわかんないな…」
ボソッと呟き、あたしは大広間を後にしようと、立ち上がる
「おい。」
斎藤さんに呼び止められ、あたしはクルリと振り返った
「……ん?」
「総司には、話せたのか?」
「…え゙」
いきなり一番突かれたくない所を突かれて、あたしはカキーンと固まる
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