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賢介は次の日の学校で姉貴にどんな仕返しをするか考えていた。
…姉貴が一番嫌いなものはっと。
ネズミ、害虫、鳥の死骸くらいかな。
姉貴とは十歳を過ぎてからあまり口を聞かなくなったためあまり知らないのだ。
…ん?鳥の死骸?
賢介はふと、思いついた!
よし、これでいこう!
翌朝早く俺は実行にうつった。
姉貴の部屋には特別に風呂がついている。
姉貴が綺麗好きというだけでつけられているため、姉貴だけズルいとよく思ったものだ!
だが、それが今や好都合だ!
姉貴が寝ているのを、忍び足で風呂場へ向かう。
やっぱりだ!姉貴は夜に朝ちゃんと風呂に入れるように風呂のタイマーを押していたため、風呂の中は満杯だ!
賢介は姉貴が泣き叫ぶ顔を想像してニヤニヤしながら昨日ゴミ捨て場で拾ってきた鴉や雀などの計十五羽を湯船のなかへ、浮かべた。
あとは姉貴が風呂に入るまで平静を保つだけか…
ふと、時間を見た。
まだ4時30分か…
「寝るか!」
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