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それは確か 秋口だった
暑かった夏が終わり、夏が非常にキライだった僕は、外に出るのも そろそろ億劫ではなくなるな、
そんなことを考えていた。
当時1つ年上のナツコとつきあっていたが、若かったぼくは、ナツコよりも男友達と遊ぶことのほうが楽しいと思っていて、ヒロという友達の家によく遊びにいっていた。
まさか このヒロの家でこれから運命とも思えるような出会いがあるとは まったく思っていなかった。
その日 土曜日で僕は大学の授業はなく、昼まで寝て、なんとなく買ったファッション雑誌をペラペラて眺めていた。
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