お・ま・け

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「分かってないよな。」 桃華さんの後頭部に向かってそう言ってやると、微かに身動ぎした桃華さんの口から言葉が漏れた。 「涼介君もう駄目。」 一体、何が駄目なんだ。 突っ込みどころが満載な桃華さんの寝言に思わず頬が緩んだ。 「でも好きよ。」 「…俺も桃華さんの事、大好きだよ。」 再び寝息を立て出した桃華さんにそう囁いて俺は目を閉じた。 【桃華の同窓会】完
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