転生

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ゆっくりと目を開けると、そこは見渡す限り白い世界が広がっていた。 「これは、あれだ……」 「転生フラグだ」 「やけにのんびりしてる!!」 いきなり声がし、後ろを向くと、そこには金色の髪を腰のあたりまで伸ばし、金色の目がしっかりと此方を見ていて、白いワンピースのような物を着た美女がいた。 「よぉ!神様!」 「いきなり正体バレた!しかも、かなりフレンドリー!」 どうやら、こちらの神様はツッコミが得意なようだ。 「得意じゃありません!」 「おぉ!テンプレ読心術」 まぁ、このままじゃ話しが進まないので、こちらから話すか……。 「あなたのせいです!」 「うるさいぞ神」 「……すいません」 とりあえず静かになったところで話し始める。 「先にいっておくぞ神」 「……はい」 「転生しないぞ」 「へ!」 すると神は、コイツ何言ってるの?みたいな顔された。 「な、ななな何で知ってるんですか!!」 「ん?勘」 まぁ、テンプレだしな。 「どうせ、お前か部下の天使が間違ってオレを殺して、お詫びかなんか事情があって、お前が管理しているもう一つの世界へ転生させるとかだろ」
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