以呂波唄は

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もしあの少女Aが僕(作者さんは死なない、多分)を葬るために一芝居したジュリエット的ノリのアザトースでも無い限り、あの娘は「骨堕ち」と名乗った。こちらもまた覚えがある。名前の意味が分からず頭を捻ったのは記憶に新しい。 「アナタが骨堕ち様…あ、すみません。僕はヴォルドと言います。お察しの通りクリエイタの末席を汚させて頂いてます。でこちらが…」 取り敢えず見知った人と思えばこの状況も教室での悪ふざけのように感じたので、そろそろと腕を下げ始める。と同時に作者さんへ自己紹介を促す目配せ。 他人が紹介しても偽名と思われては敵わない。
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