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いや。
今確かにクーが。ごそりと。生きてる!!
( ;∀;)「けどなぁ?もう要らないんだよ、充分知った!!所詮ヒトは刺されて噴き出してお終いなんだ思想も懺悔も悔恨も恋愛も届かないそれはまさに絶対不可侵の領域!!」
クーは静かに半身を起き上がらせ、胸元へ手を。
何かを引き抜き。首もとに銀の輝きが鮮やかに床の臙脂と混ざり合い。
( ;∀;)「この世界に喜んで死ぬ奴はいなかったよ」
「そ━━」
瞬間モラの身体が一歩前へ。本当に何気ない一歩。
その背景に赤い花が咲かなければ。
( ・∀ )「あ…、く…ぅ」
「ぞうが、な゙らもゔ良いな゙」
モラの手からナイフが落ち。
きぃん、と。それはまるで許しを乞うように廊下を反響した。
づん、と膝をつくモラ。それは正に罪人の姿で。
なら背後で血塗れたアレは断罪の権化かな。
思考が張り付いたまま、血とリノリウムの床へ倒れ込んだ。
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