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街へ繰り出し早30分…漸く切れ目が見えてきた。
絵に描いたようなのどかな田園地帯…なる程。少なくとも言語は有りそうだ。
手近な農民に手を振りながら接近。
「…どうされましたか?」
「ぇ…あ」
おぉ懐かしき日本語!!人情が漲るね。
さっきの会話?何の話しかな?
「じ…森は」危なかった。「どう行けば良いですか?」
「じ…森なら」あれれぇ?「この先の逆十字平原を抜ければ」
「ありがとうございます」
「いえいえ」
陽はまだ高い。巻いてくか。
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