超弩級のドは

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靴の余命のため、人命のためにもそれなりに急いで近づいていたら。 「――!」「~~!?」 何故か地面から腕が生えて…基い、どうやら座っている人aに横たわる人bが腕を伸ばした…のだろう、多分。 何分陽炎が酷くて視界も明瞭ではなく(なんちゅう温度差や)、しかし接近に伴い外形は何となく見え始める。 bが快復したらしく、aが何か言いながら手を振ってくれる。 どうやら駆け寄ってくるaは女性、起き上がるbは男のようだ。 感動シーンだったらどうしようと1人焦りながら声をかける僕。 「日本語通じますかぁ?」
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