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“Melodious girl”
―――不思議な言葉をあたしの心に残して、告別式は終わって。
香織さんは名残り惜しそうに帰っていった。
「メールするからね」「東京に遊びに来たら泊めてあげる」と言いながら。
夜になって…
がらんとしたあたしの家。
街から離れてるだけじゃなく、隣の家とも数10メートルの距離があるんだ。
叔父さんが泊まってくれることになってる。
ダイニングテーブルで、それぞれの前に折詰弁当。
ペットボトルのお茶が2本。
お茶は余ったらしく、部屋の片隅に2ケース積まれてる。
2人向き合って。妙に静かで…
「花音さん。今後のことですが」
叔父さんが、口を開いた。
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