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昨日の事はきっと夢だったんだ。
だって、私が学校のプリンスと呼ばれる西野君に告白されるはずがない。
西野君と言ったら、中学からすでに大人の女性と付き合ってたとか、もうこの学校の半分以上の女の子に告白されてるとか…うん。やっぱり、そんな人が私なんかに告白するはずがない!
「そうだよ、きっと夢だったんだ!」
愛は自分にそう言い聞かせ、家をでた。
「おはよー。愛ってば昨日で一躍有名人だね!」
「あ、咲紀おはよう。いや、昨日のはきっと何かの間違いだよ。うん。夢を見たに違いない!」
絶賛現実逃避継続中!!
「現実戻っておいで!西野君だっけ。昨日愛に向かって2回も愛の告白してたじゃない。せっかくだし付き合っちゃえば?」
「あれは!!…い、いきなり言われても…好きとかよくわかんないし、それに学校のプリンスと私じゃ釣り合わないでしょ。きっと何かの間違いで…」
「何言ってんのよ!!プリンスはあんたに告白したんだよ。もっと自信もちなよ。愛も化粧とかして綺麗にしたら絶対可愛いから。」
「咲紀…」
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