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「どうしたんですか?いきなりビックリしちゃいました。」
本当に驚いたと言うような顔の西野に少し苛立ちを覚えたが、悪気がないのは見てわかった。
「はぁ~こっちがビックリだよ。昨日はあんなとこで…それに今日は教室で返事聞くとか。」
「確かに軽率でした。それは謝ります。すみません。でも、先輩とは学年違うからなかなか会えないし。」
「あのね…西野君の気持ちは嬉しけど、やっぱり君の事よく知らないし付き合うとか考えられないよ。」
その言葉にシュンと肩をおとす西野。
(あ、なんか悪い事しちゃったみたい…)
「本当にごめんね。ほら、やっぱりお互い知ってからじゃないと付き合えないと言うか…こういうの慣れてなくて」
うな垂れていた頭をガバッとあげると捨てられた子犬のような目で手をにぎってくる。
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