恋の嵐は突然に

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「やっと終わった~!!!愛~何点だった?」 隣の席の咲紀が覗き込むようにして点数を見る。 「うわ!すごっ、どんな風に勉強したらそうなんの?その頭をちょっと分けてほしいよ。」 「何言ってんの~私は部活もしてないから勉強まで出来なかったら困るよ。って言うか私こそ、咲紀のいい所いっぱい分けて欲しいくらいだよ」 「もう、可愛いやつよのぉ~。でも、たまには遊ばないとせっかくの高校生活損だよ!」 「うーん。でも私あんまり遊ぶ友達もいないし…」 「はぁ~もっと積極的に話しかければいいのに、引っ込み思案なんだから。愛も恋でもしたらちょっとは変わるのかな?」 「えぇ!?私にはまだ早いよ。」 そうこの時はそう思っていた。
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