力の使い方

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俺が水晶に魔力を送り始めてから約11時間が経った。 「ハァ…………ハァ……ハァ……。で、できた…」 息を切らしている俺の目の前には、完全に黒色に染まった水晶があった。 「来てくれ、バルダ。」 「出来たのか?」 俺がバルダを呼ぶと直ぐにバルダは現れた。 「あ、あぁ。」 そう言って俺は黒色になった水晶に視線を送った。 「ほぅ……やるな。アレンよ、今日は疲れただろ。闇属性の魔法は明日教えてやる、だから今日は休め。」 バルダは黒色になった水晶を手に取り俺に言った。 「今日教えてくれ、と言いたいが、魔力がもう殆ど無い、だからお前が言う通り今日は休ませてもらうよ。」 俺は今言った通り水晶を黒色に変えるため魔力を殆ど使った為に、魔力はあまり残っておらず足元が凄くフラツく。 (アレは、マジで、辛かった…………) フラついた足取りでベッドまで行き、俺は死んだようにベッドに倒れ込み、眠りについた。 「良く休むがいい。」
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