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俺は気が付いたらバルダが言った事に対して怒鳴って反論していた。
「違う!俺はその程度なんかの決意で、お前に言ったんじゃない、本気でお前に最強となると言ったんだ!」
「なら無理と言わずやるのだ。」
「あぁ、やってやるさ、強くなる為に。」
こんな感じで俺の闇属性の初級魔法の詠唱破棄の練習が始まった。
最初は全然出来なかったが、次第に出来るようになり、辺りが茜色に染まりだした頃には三つの初級魔法は詠唱破棄で使えるようになっていた。
「この短時間で良く詠唱破棄が出来るようになったな。」
バルダは詠唱破棄が出来るようになった俺に感心した様な声で言ってきた。
「まぁ、な、俺は強くなるって言っただろ。」
今日も限界まで魔力を使った為に俺の足元はフラフラである。
「今日はもう寝る。流石に、二日間連続はキツい。」
「あぁ、そうしておけ。」
こうしてテスト休み2日目は終了した。
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