プロローグ

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俺は悔しかった、みんなに馬鹿にされるのが………………落ちこぼれと馬鹿にされるのが。 俺の数少ない友達は気にするなと言うが、俺にとっては気休め程度にしかならない。 そしていつも通り今日も俺は、マーテンド聖霊魔法学園の図書室で勉強していた。 そして勉強の為に使う本を俺が探していると、本と本の間に挟まった折り畳まれた紙を見つけた。 俺が紙を広げると、そこには、聖霊召喚用と思われる魔法陣が描かれていた。 なんとなく、この魔法陣で聖霊召喚をやってみようと思った俺は紙をローブのポケットに入れて、魔法学園の敷地内にある森に向かった。
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