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テスト休み3日目
再びマーテンド聖霊魔法学園敷地内の森
今日は魔力があまり回復しなかったので魔法の練習はせず、昼過ぎから俺の聖醒器、魔剣ダラウ・ソラスの………双剣の使い方を練習している。
「ハァァァァァァァ!」
声を上げながら二つの剣を振るっているとソラスから出た炎が辺りの草を全て焼き払っていた。
(相変わらずの高出力………)
そう思いながら俺は、まだ燃えている草踏み炎を消した。木とかに燃え移ったら大変だもんな。
そして再び二本の剣を振るう。
俺は元々、剣を使っていたので意外にも直ぐに双剣に馴れた。と言っても、まだ完璧に、ダラウ・ソラスを扱える訳ではない。
そして昼過ぎから一心不乱に双剣を振るっていると既に時刻は夕方になっており、辺りに生えていた草はソラスの火の粉により全て燃え灰になっていた。
「……………今日は、もう止めるか。」
俺はそう言ってダラウ・ソラスをしまった。
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