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「これから貴方には、入団テストを受けて貰います。テストにはAかSのギルドランカーが同伴するので詳しい事は、同伴するギルドランカーにお聞き下さい。」
女性から、これから行われる入団テストの説明を俺が聞き終わると、受付の隣の通路から真紅のローブを纏った赤髪の女性が出て来た。
「アナタが、今回入団テストを受ける人?随分と幼いのね。」
「………幼くて悪かったな、おばさん。」
「な、お、おばさんですって?私はまだ、二十歳よ!」
「俺からしたらおばさんだ。」
とまぁ、こんな感じで赤髪の女性との口喧嘩が始まり、数分後、受付の女性に止められた。
「たく、生意気なガキね。……私はフレア・ボルケーノ、Sランクギルドランカーよ、二つ名は『炎刀』。」
(ボルケーノ……五大貴族か。)
何で五大貴族の娘がギルドに、しかもSランクギルドランカーとして居るのかは知らないが、とりあえず俺も名前を言った。
「俺はアレン・エルデストだ、属性は闇。」
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