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そしてアレンは緊張した面持ちで、二本の剣の柄を握り鞘から剣を抜いた。
黒色の鞘から抜いた剣は漆黒の刀身で、辺りの物を漆黒に染めるかの様に黒く光輝いていた。
赤色の鞘から抜いた剣は真紅の刀身で、抜きはなった瞬間に全ての物を燃やし尽くすかの如く火の粉が舞った。
「………すげぇ」
二つの聖醒器の剣を見たアレンは、あまりの美しさに自然と口から言葉がこぼれた。
「当たり前だ最高クラスの聖醒器だからな。ちなみに名前は黒い剣がダラウ、赤い剣はソラスだ、これからはお前が名を呼べば現れるだろう。」
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