エースの記憶

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彼を追いかけて着いたのは、 とある部屋だった。 ホールよりは狭いのだが、広さも内装も あきらかに庶民風な部屋ではない。 「うわ・・・・・」 「エース」 「あの~・・・思ってたんですけど」 「?」 「私の名前は──・・・保乃香、ですよ?」 「────・・・・・。」 「・・・人違いじゃないんで「僕はエースを 間違えない。僕らがアリスを間違えない ように。」」 保乃香の言葉を遮りながら言う彼。 「でも私、こんな部屋知らな──」 奥の方を見て保乃香はビックリした。 なぜなら、  
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