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暫くして、トイレの水を流す音が聞こえたと思うと、フラフラと藍が戻って来た。
（おいおい、大丈夫かよ、藍…）
「りゅーいち……」
『んー？』
「ねみぃ…」
たったの数分で舌っ足らずになる程の酔い方。
（涼介ぇ……強ぇの入れたなぁ）
『そうか、もう寝るか？』
「ん…………寝る…」
てっきり普通に寝るのかと思ってそう聞くと、
なにを思ったかぺたりと俺に寄り添って座り、
そのままズルズルと倒れてきて、俺の膝に頭を乗せる形に落ち着いた。
（………素が出たか）
素………寂しがりの甘えた。それがツンデレの藍の素顔。
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